本学では、2011年3月11日の東日本大震災後、キャンパスの内外に居住する学生(提携校からの短期留学生を含む)の安否の確認を第一に行いました。2011年には卒業式延期、入学式の日程変更など余儀なくされましたが、現在は安全に十分注意を払いつつ、学生も平常のキャンパスライフを送っております。
なお、福島原子力発電所の事故を受け、カフェテリア(食堂)で使用する食材については、以下のとおりの対応をしております。
国際教養大学の基本行動
○ 本学がカフェテリア業務を委託する業者(株式会社サンアメニティ)は、国が一定の安全基準を示し、全国農業協同組合連合会(JA)が検査した食材を市場から仕入れる仲卸業者を通して購入しています。
○ カフェテリア業務の委託業者は、可能な限り、地産地消や手作りにこだわって食材を仕入れていますが、予算や仕入れる食材の種類、ロット(仕入量)等の関係から、生産量に限りのある秋田県産のみで対応することはできず、他の地域や外国産の食材も併せて購入しています。
○ 在学生の保護者からの提案をもとに議論を重ね、2011年から現在に至るまで、カフェテリアで使用する食材の仕入れの度に、産地を明記する案内版をカフェテリアの入り口に設置しています。
○ 2011年秋学期からは、放射線量測定器により、個々に仕入れた食材の具体の数値と国の安全基準とを照合できる体制を整えています。
○ また、食材の調理に当たっては、万が一を考え、通常の2倍以上の水を使って水洗いを徹底しています。